創業130年の老舗旅館が未来に向かって奮闘中!
クラファンで館内風呂の再建目指し(白川郷)

世界遺産にも登録され「日本人の心の故郷」として愛される岐阜県の白川郷。豊かな自然や綺麗な空気、澄んだ川の水は海外のインバウンド客にも好評で、大気汚染が深刻な中国の大都市部で「肺洗浄ツアー」なる旅行商品が販売され大人気となったこともありました。

この白川郷で130年余の歴史を持つ老舗旅館「城山館」がクラウドファンディング(クラファン)を運営する大手サイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて9月28日(火)までの期限で支援を募っています。

城山館は明治末期に創業し、重要伝統的建造物に選定されるほど歴史的価値の高い建物が特徴です。現在4代目となる館主と女将、長女夫婦、長男、次女、孫3人の9人家族で運営されるアットホームなお宿で、和食料理人でもある館主自ら供する料理の数々は国内外問わず多くの宿泊客を楽しませています。

その一方、15年前の雪害で館内の風呂が壊れてしまい、復旧もままならない状態で営業を続けていました。そこに追い打ちのように新型コロナの影響を受けたことで厳しい状況が続く中、それでも前を向き現状を打破しようという決意のもと支援を募ることを決めたそうです。

支援者への返礼品として同館の宿泊券や食事券を用意するだけでなく、白川郷の名産品1万1千円相当を詰め合わせにしたセットや2万5千円相当の飛騨牛(A5等級)なども選べるそうです。これは新型コロナ禍で苦境に立たされる地元業者にも支援の手が届いて欲しいという思いからとのこと。

一日でも早く新型コロナが終息し、気軽に旅行に出かけたいと願う方も多いと思いますが、一方では全国各地で歴史のある旅館・ホテルだけでなく、小さいながらも温かいサービスを提供するお宿が泣く泣く閉業したという声も少なからず聞かれます。今回の城山館さんのように、未来に向かって挑戦する方々に支援の輪が広がっていくことを願ってやみません。